教員 ひろこ

マツの雄花ができるのと、雌花ができるのでは時期がズレていて、これは自家受粉を避けるため、というのはわかります。 しかし、マツの様子を観察していると、雄花は4月下旬〜、雌花が出てくるのはちょうど今頃の5月中旬以降のようです。この時期になると雄花にはほとんど花粉が残っていません。 この時期のズレがかなりあることに疑問を感じます。他家受粉するにしても、あまりにズレているとその間に花粉は雨によって落ちたりしてしまうのではないでしょうか。一ヶ月近くも空中を漂っているのでしょうか? さらに、一ヶ月も漂っていると、日本の場合は偏西風や温帯低気圧等に流されて日本を超えて太平洋の海の上に行ってしまうのではないかと思うのですが。 また、受粉するにしても、雌花の鱗片の間が硬く詰まっていて、とても花粉が入れるように思えないのですが、それは人間の(私の)感覚であって、花粉は入れる、ということなのでしょうか?